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■ 「博士の愛した数式」 2006年 日本
2006年 02月 04日 |
 「80分しか記憶が持たない」老年の教授と、シングルマザーの家政婦とその子どもの交流を描いたこちらを見てきました。
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 あらすじ
 数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始める。それは幼い頃、彼が大好きな博士が名づけてくれた仇名だった。シングルマザーだったルートの母は、事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、家政婦として働き始めた。ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、家へ連れてくるように告げる。その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが…。 ・・・goo映画より

 しみじみした暖かさが心に拡がる映画でした。時間がたつにつれ、ますます良くなって来ています。皆にお奨めですが、子どもを持つお母さん、特に息子さんのいる方に、ぜひ見てもらいたい!作品です。



感想
 「記憶障害」という変えられない事実、仕事もなく、義姉の援助を受けて、過去の記憶とただ数式と向き合うだけの日々・・・。とても悲しい状況ですが、悲しさは不思議と感じられず、それよりもとっても温かいもの、お互いを思いやる心の温かさ、空気を感じました。
 数式の美しさを説明する博士の言葉が、本当に愛情あふれて、生き生きと感じられて・・・学生時代にこの本に出会っていたらなぁ(笑)、少しは数学好きになっていたかも。。。って思ったり。
 普段の生活は「静」なのに対し、阪神や野球対しての愛情はわくわくする「動」で、いいスパイスって感じでした。たぶん博士の世界は、事故の前も狭かっただろうと(学者ってその傾向にある方が多いですよね)思うのですが、縁のある好きなものに対しては、あふれるような愛情を与えていますね。数学はもとより、タイガースにしろ、江夏にしろ・・・です。

 映画は、原作に少ししか出てこない義姉を登場させ、ほのめかしているあること・・・をはっきりと描いています。また、成長して教師になったルートにも、数式の説明と物語の進行役をさせています。時間の制約のある映画で、二人の登場によつて、メリハリがついてわかりやすくなったな・・・と思いました。浅岡ルリ子さんの怪しさとせつなさ、吉岡秀隆くんの(三丁目~と違って好青年^^でした)今もなお博士を敬愛している様子もすごく良かった!です。(子役と顔似てましたね)・・・主演の寺尾聡さんと深津絵里さんもとてもよかった!好きな役者さんばかり^^なのですが・・・皆芸達者ですね。
 映画になって、原作のよさを台無しにしている作品もよくあるのですが、これは原作そのままの雰囲気で、結末もすんなりと受け入れられました。

 おそらく博士にも、家政婦の私とルートにとっても、それまでの人生で最も幸せで温かな時だったんじゃないでしょうか・・・。その温かさがじんわりと拡がって・・・やさしい気持ちになります。博士のルートへの惜しみない愛情、優しさは、まるで自分の子どもがそうしてもらっているように心に響きました。
 観終わった直後も「よかった」と思ったのですが、時間が経つにつれ、じわじわと良さが拡がってきています。
 心にずっと残る作品になりそうです。お奨めです。
公式サイトへ
goo映画サイトへ
博士の愛した数式
小川 洋子 / 新潮社
ISBN : 4101215235
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by twinkle-star3 | 2006-02-04 17:06 | 映画 |
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